【記 録】
(1月10日)
美し森駐車場には車が7〜8台。出合まで林道を3時間、雪は例年並みだった。小屋にテント2張り。
平坦地を足で整地してテントを張った。14時頃から新年会、ビールで乾杯し、今年予定の山行をネタに歓談。
(1月11日)
隣の「大阪パーティ」は5時に出発、我々は6時半。尾根沿いにトレースを追い、稜線手前の悪い氷結した草付を越え、取付きに到達すると、大阪の4人が登攀の準備をしていた。
大阪の最後尾がでるまでなんと1時間半待つ。2ピッチを登って既に14時半。あまりに時間がかかり過ぎる。
冬壁を登るには明らかに技量不足だ。先行がこのペースではビバークになると判断して、下山を決定した。
我々もロープがキンクしたり、深雪でルートを外したりで、HL下山となってテントに帰還したのは19時40分になった。ともかく、ビールと越野さんの牛肉しゃぶしゃぶにありつけたのは嬉しかった。
大阪は結局23時を過ぎても帰らなかった。もし後続していれば、当然ビバークになったが、各自、ガスコンロ、ツエルトは準備していたので、命は(多分)助かった思うが、それなりに辛い夜にはなっただろう。
下山は正解だったと思うが、ロープキンク、ルート外し、などヒヤッとする場面もあり、装備点検、技量準備など反省すべき点などもあった。ガス、ショベル、銀マットは冬山では原則全て個人装備です。
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